医療機関には、内科や整形外科、リハビリテーション科、脳神経外科をはじめ、様々な診療科目が存在します。ですから、看護師はこういった多岐にわたる診療科目の中から、自分が関心を持つ診療科目に注目し、疾患についてや治療、看護の方法などを学ぶことをおすすめします。

看護師の中には、多くの診療科目を持つ病院に一定期間勤めて経験を積んだ後に、特定の領域をより深く知るために、希望する診療科の専門病院に転職を考える人も少なくありません。また、同じ病院の中でも自分が学びたい診療科やその専門病棟へ部署異動を希望する人もいるようです。

ただし、専門病院や専門病棟と一口に言っても、規模や医療体制などは、それぞれに特色が異なるので、看護方式やスタッフの人数や病床数、そして、その診療科目でのやりがいなどをあらかじめリサーチしておきましょう。内科なら幅広い年齢層の患者に接することができますし、リハビリテーションに特化した診療科や病棟なら、回復期の患者の様子を間近で見守ることができます。※参照⇒リハビリ看護師のお仕事※

専門病院や専門病棟への転職や部署異動を願い出るときは、看護の基礎をある程度マスターしておかなければハードルが高いかもしれませんが、学びたい分野なら、モチベーションの維持もしやすいので、一定のキャリアを積んだ看護師は選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょう。向上心のある方や、プロフェッショナルを目指したい方は、認定看護師の道もあるので、ぜひ検討してみることをおすすめします。